2022.12.24 13:12
林外相、中央アジアと関係強化 対中ロで国際秩序維持要請
中央アジア5カ国外相との会合を前に、記念撮影に臨む林外相(左から3人目)ら=24日午前、東京都港区の飯倉公館(代表撮影)
林芳正外相は24日、中央アジア5カ国と東京都内で外相会合を開いた。中央アジアの持続的な発展に向け、人材育成や「成長の質」を重視した協力で関係強化を図る方針を伝えた。ロシアによるウクライナ侵攻や中国の覇権主義的な行動を踏まえ、法の支配に基づく国際秩序維持へ連携を求めた。
林氏は会合で「自由で開かれた国際秩序を維持、強化する上で重要なパートナーだ。日本と中央アジアの連携はこれまで以上に重要になっている」と協力強化を訴えた。
会合では、エネルギー輸送路に関し、ロシアを経由しないカスピ海ルートの拡充に関し議論。中央アジアに隣接するアフガニスタン情勢も取り上げた。