2022.12.23 16:57
札幌市長選、事実上の住民投票 五輪招致の是非が争点
記者会見する札幌市の秋元克広市長=23日午後、札幌市役所
2030年冬季五輪・パラリンピック招致を進める札幌市の秋元克広市長(66)は23日の記者会見で、3期目を目指して出馬を表明した来年4月の市長選で「招致(の是非)が争点の一つになる」との見方を示した。市長選には招致に反対する候補も出馬を表明しており、反対候補は「事実上の住民投票」と訴え批判票の取り込みを狙う。
30年大会の招致を巡っては、東京大会の汚職事件や談合疑惑が次々と明らかになる中、逆風が強まっている。市長選は19年の前回選に続き事実上の与野党相乗り候補となる見通しの秋元市長が有利とされるが、得票次第で求心力や招致活動に影響が出る可能性もある。