2022.11.07 16:29
ICBM発射は弾頭実験か 北朝鮮、既存型写真公開
7日に北朝鮮メディアが公開した従来型ICBM「火星15」と酷似したミサイルの発射場面(朝鮮中央通信=共同)
【天津、ソウル共同】北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は7日の発表で、兵器開発を担う国防科学院の要求に基づき3日に「敵の作戦指揮体系をまひさせる特殊機能弾頭」の動作を確認する重要な弾道ミサイルの発射実験を行ったと説明した。最高高度約2千キロまで上昇し、韓国軍が新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」とみている1発を指しているもようだ。
一方北朝鮮メディアは7日、発射場面などを写した20枚以上の写真を公開したが、うち1枚に写るものは既存のICBM「火星15」と酷似し、火星17らしい写真はない。韓国国防省は、この公表の仕方について意図を分析中としている。