2022.09.01 19:20
IAEA、原発の調査開始 ロシア砲撃か、5号機停止
1日、ザポロジエ原発へ向かうため、ホテルを出るIAEAのグロッシ事務局長(中央)ら=ウクライナ・ザポロジエ(ロイター=共同)
【キーウ共同】国際原子力機関(IAEA)の専門家チームは1日、ウクライナ南部で攻撃を受けて安全性が懸念されている欧州最大のザポロジエ原発に到着し、調査を始めた。原発には同日も砲撃があり、緊急保護システムが作動して5号機が停止。ウクライナ側によるとロシア軍は専門家チームの移動ルートを妨害するため砲撃した。原発はロシア軍が占拠しており、専門家チームが十分な調査を行えるか不透明だ。
専門家チームを率いるグロッシ事務局長は出発前、「軍事活動が活発化しているが、私たちは立ち止まらない」と述べた。数日かけて調査する意向だが、ロシア側は調査は1日で終わるとしている。