2022.07.20 08:35
四万十市西土佐で自動運転実験へ 8/21~28、乗車希望者募集
JR江川崎駅周辺のルートを試走する自動運転車両(四万十市提供)
2020年には、高齢者の移動手段確保などを目的に、中村地域で実証実験をした。ただ、市街地では信号での停車・発進、駐車車両回避など手動運転に切り替えるケースが多発したため、導入は困難と判断。今回は交通量の少ない西土佐地域で、駅からの移動手段確保や観光活用を目指し実験する。
市や国土交通省、JR四国などでつくる西土佐地域自動運転モビリティ実証実験企画会議が実施。実験車両(7人乗り)は長さ約3・9メートル、幅約1・3メートルで、運転手と補助員が乗り込む。路面に数メートル間隔で埋設した磁気マーカを検知して、時速10キロほどで走行する。一般の乗車人数は4人以下。
JR江川崎駅と道の駅「よって西土佐」(いずれも西土佐江川崎)を結ぶ約1キロを1日8往復する。道の駅から約1キロにあるホテル星羅四万十(西土佐用井)にも停留所を設け、要望があれば運行。全ルート信号のない計約2キロを走る。午前7時から午後5時まで。
乗車希望者のうち西土佐江川崎、西土佐用井の住民は市西土佐総合支所(0880・52・1114)へ、それ以外は予約専用ウェブページで申し込む。(河本真澄)