2022.06.06 08:35
アジサイ1万本、150人満喫 高知市春野町で3年ぶりイベント
色とりどりのアジサイを楽しむ参加者(高知市春野町西分の六條八幡宮=山下正晃撮影)
高知市春野町のあじさいまつりが5日開かれた。新型コロナウイルス下で中止していたあじさいウォークが3年ぶりに行われ、小雨がぱらつく中、約1万本が咲き誇る「あじさい街道」を150人が散策した。
春野商工会などの実行委員会が主催。旧春野町庁舎を出発した参加者は、「あじさい神社」の愛称で親しまれる六條八幡宮や用水路沿いを通る6キロと12キロの2コースを歩いた。
雨粒で彩りを増したピンクや青の花々に、参加者はスマートフォンで撮影したり、匂いをかいだり。飲食・休憩コーナーや花鉢の販売もあり、終日にぎわった。
3世代4人で訪れた同市朝倉丙の浦安則子さん(34)は「アジサイと一緒に家族写真を撮りたくて。想像より花の色が多くてきれいですね」。実行委会長の西込浩一さん(60)は「地元住民が心を込めてお世話してきた。たくさんの人が楽しんでくれてよかった」と話した。(人見彩織)