2022.05.04 20:47
首相、折り鶴利用の陶器を贈呈 ローマ教皇に
ローマ教皇フランシスコ(左)に「折鶴灰釉香炉 祈り」を贈呈した岸田首相=4日、バチカン(バチカンメディア提供・共同)
岸田文雄首相は4日、バチカンでローマ教皇フランシスコと会談した際、広島平和記念公園(広島市)に平和を願って国内外から届く折り鶴を利用し、広島県廿日市市の窯元「宮島御砂焼 対厳堂」がつくる陶器を贈呈した。
陶器は「折鶴灰釉香炉 祈り」で、廿日市市の寺院「大聖院」がおたき上げした折り鶴の灰を利用している。首相は陶器を通じて平和への思いを共有したかったとみられ、教皇に「私の地元」のものだと説明した。
窯元の三代目、山根興哉さんは「大変ありがたい。世界中から届く平和への願いが世界を一周したような感じがする」と話した。