2022.04.27 15:17
JR東、純損失949億円 22年3月期、2年連続赤字
JR東日本のロゴマーク
JR東日本が27日発表した2022年3月期連結決算は、純損益が949億円の赤字(前期は5779億円の赤字)だった。通期での赤字は2年連続。赤字幅は大きく縮小したものの、コロナ禍が長引き、鉄道利用客数が回復しきらなかった。
売上高は前期比12・1%増の1兆9789億円。オフィスビルの賃貸収入など不動産事業が好調だった。鉄道事業に関しては通勤定期の回復が鈍く、在宅勤務などテレワークの導入が広がった影響だとみている。
今後の鉄道利用者数については、22年度末までに新幹線など中長距離利用がコロナ前の約90%、通勤など近距離利用は90~95%まで回復すると見込む。