2022.03.17 15:35
盛り土規制強化の条例を可決 熱海の土石流受け、静岡県議会
静岡県議会は17日、悪質な盛り土造成者への規制を強化し、最長2年の懲役刑を科す新条例を全会一致で可決した。熱海市で昨年7月に起きた大規模土石流を受けたもので、1年となる直前の今年7月1日に施行する。
新条例は無許可や命令違反の盛り土をした場合、地方自治法の上限の「懲役2年以下または100万円以下の罰金」とする。一定規模以上の盛り土を届け出制から許可制にし、造成地の土壌調査と報告も義務付ける。
現行の盛り土に関する県条例は、命令違反に対する罰金が20万円以下で、抑止力が弱いと指摘されていた。
土石流は昨年7月3日に発生した。