2022.03.11 16:59
プロ野球、全球団が試合前黙とう 佐々木朗「支えに感謝」
東日本大震災から11年、試合前に黙とうする広島の選手たち=マツダ
東日本大震災から11年を迎えた11日、プロ野球は全12球団がオープン戦の試合前に黙とうをささげて犠牲者を追悼した。津波で父と祖父母を亡くしたロッテの佐々木朗希投手は、千葉市のZOZOマリンスタジアムで「11年たったが、その時のつらさや悲しみはなかなか消えない。こうして野球に打ち込めているのはたくさんの支えがあったから。支えてもらった人には感謝しかない」と思いを語った。
佐々木朗投手は岩手県陸前高田市出身で、小学3年生のときに被災。自宅も津波で流され、老人ホームで避難生活を送った。「僕が話すことで思い出してもらえることに意味がある」と訴えた。