2022.02.21 18:37
差別禁止、広島市に要望 条例制定求め市民ネット
差別禁止条例制定を求め、広島市の担当者(右端)に要望書を提出する市民ネットワークのメンバーら=21日午後、広島市
広島市に差別禁止条例をつくろうと昨年12月に結成した市民ネットワークが21日、条例制定を求め要望書を市に提出した。「差別禁止は行政、市民の責務」「ヘイトスピーチに罰則を設ける」などの項目を明記することを求めた。
ネットワークのメンバーと市議が市人権啓発課を訪れ、賛同する全国の個人や団体の署名を付けた要望書を手渡し、3月末までに協議の場を設けるよう求めた。藤川由美課長は「皆さんの思いを受け取った」と応えた。
ネットワークの笹川俊春事務局長は「国際平和文化都市を掲げる広島市が、その基盤となる差別のない状態を実現させるのは当たり前のこと」と強調した。