2022.02.18 10:53
CASが出場容認の裁定文書公表 ワリエワ側、祖父の薬混入を主張
スイス・ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所本部(共同)
【北京共同】北京冬季五輪フィギュアスケート女子でドーピング問題が発覚した15歳のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会)を巡り、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は18日、出場継続を容認した判断に関する41ページの裁定文書を公表した。同選手側は禁止物質トリメタジジンの意図的な摂取を否定し、心臓手術を受けたワリエワの祖父が常用する薬が混入した可能性を主張した。
練習の送迎をする祖父が昼食時間も一緒に過ごしていると母親が証言。祖父が車内で薬の箱を持つ動画も証拠として示されたという。
昨年10月や今年2月7日の検査では陰性だったことも分かった。