2022.02.10 18:33
ロシア、ドーピング疑惑に反発 「あら探し」、根強い陰謀論も
フィギュアスケート団体で優勝が決まり、喜ぶROCの選手ら。前列左から2人目はカミラ・ワリエワ=7日、北京(共同)
【北京共同】北京冬季五輪フィギュアスケート団体で金メダルだったロシア・オリンピック委員会(ROC)の女子選手、カミラ・ワリエワ(15)がドーピング検査で陽性反応を示したと報じられたことを巡り、ロシアでは反発の声が上がっている。一方、欧米では再びロシアで問題が生じたことに不信感もある。
政権与党のミロノフ下院議員は「あら探しをして、われわれを五輪から締め出そうとしている」と語った。ロシアは組織的ドーピング疑惑で既に制裁を受けているが、国内では「陰謀」だとの見方が根強い。ミロノフ氏は地元メディアに「ドーピング監視制度は全く透明でない」と強い不満を示した。