2021.12.16 11:17
自民「改憲案はたたき台」 立民「議論ありき」、衆院憲法審
衆院選後、初の実質討議を行った衆院憲法審査会=16日午前
衆院憲法審査会は16日午前、審査会を開き、10月の衆院選後初の実質討議を実施した。自民党の新藤義孝与党筆頭幹事は9条への自衛隊明記など党の憲法改正案4項目の重要性に言及。「アイデアを提示したものであり、まさにたたき台だ」と述べた。立憲民主党の奥野総一郎野党筆頭幹事は「4項目ありきの議論には反対だ。憲法審の理念に反し、国民の分断を生む」と強調した。
与野党の幹事らが現行憲法に対する党の見解を表明後、改憲と改憲手続きに関する国民投票法をテーマに自由討議を実施。自由に意見を述べ合うのは5月以来、約7カ月ぶりで、岸田政権発足後初めて。