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2021.12.10 20:49

代表質問詳報コンパクト版 

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 ▽参院代表質問


 山口那津男氏(公明)中小企業の賃上げを強力に後押ししていく必要がある。観光支援事業「Go To トラベル」は、経済のV字回復につなげる効果的な支援策として実施していくことが重要だ。軽石漂着では対策に万全を期してほしい。


 小林正夫氏(国民)森友学園、加計学園を巡る問題など政治の信頼を損なうような重大問題が繰り返された。政治への信頼をどう取り戻すのか。


 浅田均氏(維新)環太平洋連携協定(TPP)について、台湾の参加は積極的に後押しすべきだ。北京冬季五輪の「外交ボイコット」に関し、米国主催の「民主主義サミット」で岸田文雄首相に同調圧力がかかった可能性がある。新型コロナウイルス対策を巡り、濃厚接触者を専用ホテルで強制的に待機させる法改正を行う考えはないか。


 田村智子氏(共産)広島原爆の「黒い雨」被害者について、広島高裁判決の立場を堅持し、幅広く救済すべきだ。2021年度防衛費に関し、補正予算案は過去最大の7700億円を計上した。


 青木愛氏(立民)国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の会場で、日本の若者が手紙を渡そうとしたが、首相は足を止めず、政府職員が受け取ったと聞いた。手紙は読んだのか。


 野上浩太郎氏(自民)農林水産物・食品の輸出促進に向け、事業者の支援などが必要だ。


 ▽政府答弁


 岸田文雄首相


 【中小企業支援】経営状況に応じたきめ細かい相談体制を推進することで、賃上げの促進に一層力を入れる。


 【Go To トラベル】週末の混雑回避や中小企業への配慮などを踏まえ、新たな制度へと見直す。再開時期については専門家の意見を踏まえつつ、年末年始の感染状況などをしっかりと見極めた上で検討する。


 【軽石漂着】関係する地方自治体と連携しながら必要な予算を補正予算に計上し、政府として万全の対応を取る。


 【政治の信頼回復】国民の疑惑を招くことがないよう文書管理の徹底にも取り組む。


 【新型コロナウイルス対策】法律による濃厚接触者の宿泊施設待機の義務付けは私権の制約の程度が強いことから、慎重に検討する必要がある。


 【北京冬季五輪】バイデン米大統領から「外交ボイコット」の同調を求める発言はなかった。


 【環太平洋連携協定(TPP)】台湾は基本的価値を共有し、緊密な経済関係を有する極めて重要なパートナーだ。申請を歓迎している。戦略的な観点や国民の理解も踏まえてTPPの議論を主導し、自由で公正な経済秩序づくりに積極的な役割を果たす。


 【黒い雨訴訟】来年度当初には可能な限り多くの方の救済を開始できるよう、スピード感をもって取り組む。


 【防衛費】金額ありきではなく、必要なものを計上していく。


 【聞く力】日本の若者の手紙は後日読んだ。さまざまな声に耳を傾けつつ、適切に対応したい。


 【農産物輸出】来年の通常国会で農林水産物・食品輸出促進法改正案の提出を目指す。

(c)KYODONEWS

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