2021.10.25 08:35
道の駅南国の農家レストラン11周年、復活バイキングに舌鼓
バイキングを再開した農家レストラン。四方竹など旬の幸を使った料理が並んだ (南国市の「道の駅南国」)
生産者と消費者をつなぐ場にと、2010年10月にオープン。3グループが週替わりで家庭の味を提供していたが、スタッフの高齢化などで今春から月1回の開催となった。
新型コロナウイルスの影響で8、9月はテークアウト用パックの販売のみ行われた。今月は19日、完全予約制で客数を普段の6割ほどに限定。3回の入れ替え制でバイキングが復活し、全21種類の料理が提供された。
四方竹料理は、一口ずしやポン切り煮、豚肉の炒め物の3品。イタドリやリュウキュウ、つがに汁などのほか、高知農業高校の生徒や教員が手掛けた4品も並び、訪れた人は「待ちかねちょった」「旬を味わえるのが楽しみ」と料理を皿に載せていた。
まほろば畑の隅田るり子会長(72)は「パック販売も喜ばれたが、お客さんの笑顔が見えるのが一番。懐かしい家庭の旬の味を今後も届けたい」と話していた。(横田宰成)