2021.07.15 08:38
高知競馬場に屋内席 3階スタンドを新装
高知競馬場(高知市長浜宮田)で進められていた第1期の改修工事が終わり、吹きさらしだった3階のスタンドに、空調を完備した屋内席(108席)がオープンした。
屋内スタンドは内装に高知県産杉を使い、南北の窓から馬場とパドックが見渡せる。1階にあった馬券販売所を屋内スタンドに移転し、オッズやレース中継を表示する液晶パネルを60台設置した。ここで軽食も販売する予定。
県競馬組合が昨年6月から、1985年の競馬場完成から初の大規模改修に着手していた。第1期の改修費は3億2700万円で、売上金を積み立てた基金を活用した。
第2、3期では、老朽化した4階の特別観覧席と1階のキッズスペースを改修。1階の馬券販売所があったスペースに、競馬場入り口周辺にある飲食の売店を集約する。2023年度中の完成を目指している。
同組合は「家族連れも楽しめるよう、快適な室内環境を整備したのでぜひ遊びに来てほしい」とアピールしている。(宮内萌子)