美しき座標 平民社を巡る人々
幸徳秋水(幡多郡中村町出身)らが日露戦争反対を貫くため、自由、平等、博愛を掲げる平民新聞を創刊したのは1903年秋。彼らの息づかいを感じる連載。
199記事
美しき座標 平民社を巡る人々
幸徳秋水(幡多郡中村町出身)らが日露戦争反対を貫くため、自由、平等、博愛を掲げる平民新聞を創刊したのは1903年秋。彼らの息づかいを感じる連載。
199記事
私はごろごろ芋虫―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(10)
明治の長崎港(1912年刊『日本写真帖』、国立国会図書館ウェブサイトより) 長崎の宿。いよいよ朝鮮へ渡る日が迫っていた。その夜は午前0時ごろまで手紙をしたため、布団に入ったと、福田英子が自伝「妾(わら...
3畳に一家7人―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(11)
大正になっても貧困は改善しなかった。東京・深川の木賃宿(1923年刊『東京市内の細民に關する調査』、国会図書館ウェブサイトより) 「木賃宿(きちんやど)」は、木賃―つまり薪代程度のお金で泊まれる簡素な...
監獄で会った女性たち―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(12)
1棟に40世帯150人が暮らす長屋(1921年刊『東京市内の細民に關する調査』、国立国会図書館ウェブサイトより) 福田英子は1885(明治18)年11月23日に逮捕されてから、出獄するまで、約3年3カ...
床下の穴で暮らす―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(13)
伊香保(1896年刊『日本百景 上』、国立国会図書館ウェブサイトより) 福田英子は、獄中で貧しさの中に生きる女性たちと出会った。恐ろしいのは、貧困に底がないことだ。 1893(明治26)年に出版された...
洋服姿にちょんまげ!―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(14)
大日本帝国憲法発布を祝う東京・日本橋の様子(1889年刊『憲法発布大典賑』、国立国会図書館ウェブサイトより) その日、三重監獄の典獄(監獄長)は厳かな調子で、こう恩赦を告げた。御身の罪は大赦令によりて...
薔薇の花束どうぞ―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(15)
初代の梅田停車場(現在のJR大阪駅)の駅舎=1900年刊『地理写真帖 内国之部第2帙』、国立国会図書館ウェブサイトより 〈三重県の監獄につながれおりし景山英…〉〈四時十七分梅田着の汽車にてつつがなく着...
未来が胸中にある者―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(16)
若い頃の植木枝盛 自由民権運動随一の論客だった植木枝盛は生涯にわたり、日記をつけ、会った人の名を細かく記している。 出獄した福田英子に薔薇(ばら)の花束を渡したのは1889(明治22)年2月17日。日...
泣いて姉妹に告ぐ―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(17)
清水豊子(1940年刊『明治初期の三女性』、国立国会図書館ウェブサイトより) 清水豊子は10代で民権派の弁護士と結婚したが、周囲に強いられた不本意なものだったらしい。夫には別の女性がいた上、家庭内での...
夫の付属物ではない―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(18)
東京教育博物館。明治20年代はこの構内に東京図書館があった(1881年刊『教育博物館案内』、国立国会図書館ウェブサイトより) 明治20年代の東京で市井の人が調べものに使える場所は、上野公園にある東京図...
自由を愛する諸君!―美しき座標 平民社を巡る人々 第6部「新しい人よ」(19)
岸田俊子(国立国会図書館ウェブサイトより) 福田英子は20代のころを回顧して、清水豊子との間柄が〈ほとんど姉妹のごとく〉親しかったと書いている(自伝『妾(わらわ)の半生涯』、以下同)。 当時、英子の内...
24時間
1週間
1ヶ月
「人間やめたぐらいじゃ追いつかん」覚醒剤で逮捕8回 高知市の男性、誘惑に「体がうずうず」―法廷の声 事件の足跡をたどる
高知市の食肉販売・福乃屋 破産開始決定
牛肉識別番号を不適正表示 高知市の精肉業者に農水省が是正勧告
「中身は薬物だと…」 特殊詐欺の受け子役 無罪主張も判決は有罪―法廷の声 事件の足跡をたどる
太平洋一望!芸西村の絶景カフェ「SEA HOUSE」が全国1位 じゃらん調査、SNSで人気
岡豊高教諭が208人成績記載の手帳紛失 高知県教委謝罪
デカレンジャーが交通安全教室 吉田友一さんと菊地美香さん 一日署長に任命 高知市
【動画】輝く仁淀ブルー、タカハヤ群れる 仁淀川町・安居渓谷
初対面の女性に暴行、わいせつ行為も 容疑の62歳男逮捕 高知署
販売用の商品を売却、横領容疑で逮捕 北海道の男が高知勤務時に 高知東署など