2022.08.05 08:35
影響受けたフランス画家【「エッフェル塔三十六景」】―「北斎展 師とその弟子たち」から(4)
葛飾北斎の死後、その影響を強く受けたフランスの画家がいる。
アンリ・リヴィエール。
パリ万博で日本の美術工芸が紹介された19世紀後半、ジャポニスムブームが巻き起こる。北斎の名も知れ渡る中、リヴィエールは「冨嶽(ふがく)三十六景」にならい、「エッフェル塔三十六景」を制作した。
着工直後のエッフェル塔と市民の日常をさまざまな角度から描写。建設途中の塔も登場し、ドキュメンタリーのような味わいがある。
…