2022.02.03 08:35
国内最大級!高知新港沖に巨大ケーソン 室戸市沖でも
![巨大クレーンでつり上げられ、運搬されるケーソン(高知新港)](https://images.www.kochinews.co.jp/media/article/539594/images/2c4974e11fc2f3fc21f0b9823ef6e745908e2462.jpg?w=900)
巨大クレーンでつり上げられ、運搬されるケーソン(高知新港)
高知新港沖の国の防波堤工事で2日、約3100トンのケーソン(潜函=せんかん)が高さ120メートルのクレーンで海底に設置された。ケーソン、クレーンとも国内最大級で、工事関係者らが緊張感ある表情で作業に臨んだ。
![](https://images.www.kochinews.co.jp/media/article/539594/images/889688844e18d75d1adb3d96aa96adb6f1798e62.jpg?w=900)
クレーンが幅14・8メートル、長さ23・3メートル、高さ17メートルの箱状のコンクリートを30分かけてつり上げると、起重機船でゆっくり沖へ。海底の土台に据え付けた。
南防波堤は国が進める浦戸湾「三重防護」の第1ライン。3日にもケーソン1基を設置する。国土交通省は2025年ごろの延伸完了を目指している。(浜田悠伽)
![室津港沖に沈められるケーソン(室戸市)](https://images.www.kochinews.co.jp/media/article/539594/images/aeb54a702589c5a076ce0b17d3f6e7783e137698.jpg?w=900)
室津港沖に沈められるケーソン(室戸市)
室戸市沖でも防波堤整備が進んでいる。国土交通省は室津港沖で2堤目の整備に本格着手し、重さ約2700トンの巨大ケーソン1基を海底に設置した。
![](https://images.www.kochinews.co.jp/media/article/539594/images/fedcac67fc597317d0dc375f8becd5a59d9b6bf8.jpg?w=900)
幅17・7メートル、長さ24・7メートル、高さ11・5メートルのケーソンをクレーンでつり上げ、同港の作業ヤードから海上へ。中に海水や土砂を投入し海底に据え付けた。
この日は室戸中の全校生徒が作業を見学。生徒の一人は「迫力があった。防波堤ができる過程を見られていい勉強になった」と目を輝かせていた。(板垣篤志)