2021.10.20 08:40
春風亭昇太さんも探訪!お城人気を高知県観光に生かせ、人気案内アプリと連携
今年9月、久礼城跡を探索する春風亭昇太さん=左(中土佐町久礼)
お城人気は日本城郭協会が2006年に「日本100名城」を発表したのを機に、火が付いた。
戦国時代を中心に約700カ所の城跡が確認されている本県は、この人気にあやかろうと17年から、城に焦点を当てた観光キャンペーンを実施。20万人以上が登録しているスマートフォンの人気無料アプリ「ニッポン城めぐり」と連携し、高知城や本山城跡(長岡郡本山町)など県内の城を巡ると、「御城印(ごじょういん)」(城名や家紋などを記した半紙)や景品がもらえる企画を定期的に展開してきた。
県観光政策課によると、同アプリのナビゲーションを使って県内の城を訪れた人は17年度3814人、18年度5268人、19年度2万2429人と、新型コロナウイルスの拡大までは年々増加していたという。
県は昨年から横浜市のイベント「お城エキスポ」にブースを出店。今年9月には、城好きで知られる落語家の春風亭昇太さんが、リョーマの休日キャンペーン推進委員会の招きで来高。高岡郡中土佐町の久礼城跡を探索し、久礼大正町市場や酒蔵、温泉を楽しんだ。久礼城跡には戦国時代の堀切など防御遺構が残っており、昇太さんは「土造りの城は、構造に地域性があって面白い」と興奮気味に話していた。同推進委は11月からアプリと連携し、県内20カ所の城を訪れると御城印がもらえる企画を予定している。
昇太さん10/24に土佐市でトーク
春風亭昇太さんらが高知の城の魅力を語るトークショー「土佐城さんぽのすすめ」が24日午後2時から、土佐市高岡町乙の市複合文化施設「つなーで」で開かれる。同推進委の主催。県立埋蔵文化財センターの松田直則所長らと熱いお城トークを繰り広げる。
入場券は高校生以上千円、中学生以下500円。高新プレイガイド、チケットぴあなどで販売中。問い合わせは歳時記屋(088・882・0333)へ。(楠瀬慶太)