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2021.09.24 08:40

地酒「とみやま」醸造へ 小中学生ら酒米収穫 高知県四万十市

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酒米を収穫する地元の子どもたち(四万十市大用)

酒米を収穫する地元の子どもたち(四万十市大用)

 四万十市富山地区の農家でつくる「とみやま酒米生産部」(西村悦男部長)がこのほど、同市大用の稲田で地元の子どもたちと酒米の収穫に励んだ。

 同地区では2001年から、地域振興に向けて酒米「吟の夢」を作付け。醸造は同市中村新町4丁目の藤娘酒造に依頼し、「旧富山村の名前を残したい」と地酒「とみやま」をオーナー制で販売している。

 今年は5月末、農家6戸が約1・8ヘクタールに酒米を植えていた。今月21日の稲刈りには、大用保育所や大用小中学校の子ども計21人と、農家やオーナーが参加。農家が子どもたちに鎌の使い方などをレクチャーしながら、黄金色の稲穂を刈り取っていった。

 大用小5年の岡翔太君(11)は「大変だったけど、お酒を飲んで喜ぶ人がいると思って頑張った」。大用中2年の敷地憧哉さん(13)は「お酒を通して富山地区の認知度が上がり、人口が増えたらうれしい」とはにかんでいた。(今川彩香)

地酒オーナー募集
 とみやま酒米生産部は新酒オーナーを募集している。「袋吊り うすにごり」「しぼりたて うわずみ」「無濾(ろ)過 原酒」の3種類計6本(各720ミリリットル)を、12月下旬から順次届ける。

 1口1万1千円(市外郵送は1万2千円)で、600セット限定。申し込みは藤娘酒造(0880・34・4131)へ。

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