2021.09.18 08:35
キクイモの花 山里明るく 梼原町越知面
見頃を迎えた黄色いキクイモの花(梼原町井の谷)
高岡郡梼原町越知面地区で、食材として地域おこしに活用されているキクイモの花が見頃を迎えた。ヒマワリのように明るい黄色の花が秋風に揺れ、山里を彩っている。
キクイモはキク科の多年草で北米原産。イモは食物繊維が豊富で近年は健康食材として人気だ。同地区では10年ほど前から自家用に栽培され、今春から集落活動センター「おちめん」が加工品づくりを進めている。
同町井の谷の山あいでは、畑の隅や休耕田にまとめて植えられたキクイモが高さ2~3メートルに成長。9月に入って直径8~10センチの花をつけだした。見頃は9月いっぱいで、10月下旬にイモを収穫する。
「おちめん」で商品開発に取り組む瀬戸口登貴恵さん(69)は「イモの商品化だけでなく、いつか(周辺の畑を)真っ黄色にして花が楽しめる場所にしたい」と話していた。(富尾和方)