2021.09.03 08:00
波川公園と周辺を整備へ トイレ新設、新空間も 国と高知県いの町が2022年度から
整備後の波川公園周辺のイメージ図(いずれも、いの町提供)
同制度は、国と地方自治体などが連携して河川空間を活性化に生かそうと2009年度に創設された。現在240カ所以上が支援対象に登録されており、県内では高岡郡日高村江尻地区や嶺北地域の早明浦ダム周辺の整備にも活用されている。
いの町は波川公園の利用者が増加傾向にあることから、現在公園内にはないトイレの新設などを計画し今年4月に申請。8月に登録された。
事業費を含めた詳細な計画は22年度に決定するが、国は護岸に階段やスロープ、車がUターンできるスペースなどを設ける方針。町はトイレ設置と駐車場(現在は約60台)の拡張のほか、一部樹木を伐採して散策もできる木漏れ日公園を整備する。また今後、民間事業者らと連携してにぎわいを生むソフト施策も検討し、計画に盛り込む考えだ。
池田牧子町長は「町単独では到底できなかった事業なのでありがたい。計画をさらなる人の流れにつなげたい」と話している。(山崎友裕)