2021.09.02 08:34
高知・仁淀川流域の幸集め...「おち駅」農産物直販所が100万人集客
越知産市100万人目の買い物客となった野枝国子さん=中央(越知町越知甲の観光物産館おち駅)
おち駅は町が整備し、2010年4月にオープン。越知産市は地元農家らでつくる「おち駅物販経営協議会」が運営し、現在は仁淀川流域の約100人が野菜やすしなどの総菜を出している。
100万人目の買い物客は同町越知甲の野枝国子さん(76)で、ほぼ毎日訪れているという。小田保行町長らからオクラやニラ、ブドウなどの詰め合わせと小夏ドリンクを受け取った野枝さんは、「安くて新鮮な野菜が買えて助かっている。これからも来ます」と喜んでいた。
越知産市の買い物客は近年、8万~9万人で推移し、昨年度の売上額は約6200万円だった。同協議会の狩野美代会長(75)は「農家は高齢化しているが、新規の出品者も少しずつ増やしている。新鮮な野菜がたくさんあるので、皆さん訪れてほしい」と話していた。(楠瀬健太)