2021.08.18 08:39
土佐清水市・竜串東エリアに人呼ぼう 住民ら「シェアショップ」開設 雑貨、菓子など販売
多彩な出品でにぎわう新店舗(土佐清水市竜串)
竜串地区には、海洋館やスノーピーク土佐清水キャンプフィールドなどの西側エリアと、市立貝類展示館「海のギャラリー」や飲食店などの東側エリアがある。昨夏の海洋館リニューアルで観光客は急増したものの、東側への流れをどうつくるかが課題になっている。
父が東側エリアでグラスボートを運営する橋本美江さん(36)が、市内で飲食店を営む正木恭子さん(48)に「東側にも店があるとアピールしたい」などと相談。「人が集える場所をつくろう」と、8年以上前に閉めた千竜の土産物販売スペースを活用して出品者が品物を持ち寄って販売する「シェアショップ」を構想し、移住者らに声掛けした。
千竜に眠っていた昔の土産物もリメークして店頭に並べ、グラスボートのPRコーナーも用意。12日にプレオープンし、14、15日には5人の移住者らが、おむすびやマフィン、かき氷、着物の布を使った手作り下着など、多彩な品を販売した。
千竜の岡崎福恵さん(65)は「若い子たちがにぎやかに店を開けてくれてうれしい。これをきっかけに、ここで商売をやりたいという人が出てきてくれればいいですね」。
次回は28日正午~午後4時ごろの予定。正木さんは「平日でも出店したい人がいれば開けることができると思う。いろいろな可能性が広がる場所にしたい」と話している。(山崎彩加)