2021.08.03 08:33
もう稲刈り...高知農高生ら部活でコンバイン 南国市
コンバインで黄金に色づいた稲穂を収穫する部員たち(南国市上野田)
同部は一昨年、玄米で農業生産管理の安全に関する認証「JGAP」を取得したのを機に結成。昨春、部に昇格し、認証の維持更新に取り組んでいる。
今年は約108アールで県奨励品種「よさ恋美人」を栽培し、7月29日に初の収穫を行った。初めてコンバインに乗る部員もいたが、先輩や顧問が「ハンドルを右に」「ゆっくりバック」などとアドバイス。1~3年生7人が協力し、約20アールを刈り終えた。
稲穂の数は少ないものの実の入りは上々で、収量は昨年並みの5トン程度を見込む。3年の千光士花月さん(18)は「命の大切さを実感できる部活でやりがいがある」と汗をぬぐっていた。
顧問で実習助手の岡林良さん(36)は「寮の米もまかなえるようになってきた。1、2年生の宿題として販路拡大にも挑戦したい」と話している。(横田宰成)