2021.07.03 08:34
希少な「生ライチ」収穫ピーク 安芸市の岡宗農園
国産では希少な生ライチの収穫が安芸市川北甲の岡宗農園でピークを迎えている。同農園の岡宗俊介さん(35)は「独特の甘みとさわやかさを楽しんで」と話している。
同農園は9年ほど前にライチの栽培を始め昨年から一般販売を本格化した。国内で多く流通する冷凍品は皮が黒ずむが、生ライチは美しい赤を保っている。香りや酸味が強く果汁が多いのが特徴だ。
ハウス内は深紅の果実が鈴なりで、南国の雰囲気。岡宗さんは「今年は生育が順調で、売り物になる実が多くできた。知名度も上がり楽しみにしてくれる人も多い」と話していた。20日ごろまでに約5万玉を収穫する予定という。
同農園に隣接する「メリーガーデン」で、贈答用の12玉入りを税込み6千円で販売中。またカフェスペースでは「生ライチ盛り」を千円で提供している。(森部智成)