2021.06.29 08:30
千羽鶴に願い込め 平和七夕祭始まる 四万十市
四万十市中村天神橋の天神橋商店街に28日、色とりどりの千羽鶴がお目見えした。毎年開かれている「中村地区平和七夕祭」で、約30束が夏のそよ風に揺れている。7月20日まで。
住民や教育関係者でつくる実行委員会の主催で37回目。1945年7月4日の高知大空襲の犠牲者を追悼、平和への願いを折り鶴に込めようと始まった。
今年は同市や幡多郡黒潮町、三原村の小中学校や福祉施設などから寄せられた。折り鶴を使ってモザイク画を描いたり、「平和を願う」「コロナ収束」などと書いた大きな紙を添えたり。思い思いの千羽鶴が商店街を彩っている。
同時期に開く土曜夜市は、新型コロナウイルスの影響で昨年に続き中止。実行委の大田文雄会長(63)は「平和の下、皆が健康で幸せでいられるように願うイベントで、昨年と今年はコロナ収束の願いも込められている。丁寧に折られた鶴からパワーがもらえますね」と笑顔だった。(今川彩香)