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2021.06.28 08:37

高知・南国市の朝採れコーン「甘うまっ!!」まるで果実、収穫最盛期 

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夜明け前、手の感触を頼りに収穫していく伊尾木健さん(南国市上末松)

 果実のような甘さが特長の朝採れのコーンが、南国市長岡地区で収穫最盛期を迎えている。生でかぶりつくと、夜のうちにたっぷりと蓄えられた糖分が「プシャーッ」。梅雨の前後しか味わえない旬のうまさを届けようと、農家らが夜明け前から作業に精を出している。

収穫された朝採れコーン。夜蓄えられた甘みがたっぷり

 メロンやブドウ並みの糖度からスイートコーンの名で親しまれているトウモロコシ。十数年前に栽培を始めた同地区は県内主要産地の一つで、現在、10戸ほどが約7ヘクタールで育てている。

 あけぼの街道沿いで直販所「農園けんぴ」を運営する伊尾木健さん(50)=東崎=は、この道12年。5月17日に採り始めたイエロー種は、梅雨入りが早かった影響か、他の農家同様に成長がまちまちで、収量は例年より2~3割減という。

 6月下旬からは、すっきり甘い「プラチナコーン」などのホワイト種も収穫。午前3~4時には家族で畑に行き、手で実入りや水分量を確かめながら収穫にいそしむ。

 今年は香美市の学校給食食材にも採用された。伊尾木さんは「生、焼き、天ぷら…。どれもいける。夏野菜のおいしさを知ってほしい」と話している。

 また、香南市野市町のパン店「苺(いちご)屋」は昨年に続き、長岡産を使った「純国産フルーツコーンパン」をシーズン限定で販売している。1個税込み200円。(横田宰成)

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