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2021.06.26 08:36

凜と青いスイレン、一輪 北川村・モネの庭

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開花した青いスイレン(北川村野友甲のモネの庭マルモッタン)

 安芸郡北川村のモネの庭マルモッタンで25日、熱帯性の青いスイレンが1輪開花した。先に咲いた温帯性のスイレン約300輪とともに「水の庭」を彩っている。

 凜(りん)とした姿の青いスイレンは、ウィリアムストーンという品種。水面に咲く温帯性スイレンに対し、茎を伸ばした先で紫がかった花を咲かせる。クロード・モネもフランス・ジヴェルニーの自宅の庭で咲かせようとしたが、気候が合わず断念したという逸話が残っている。

 水の庭では4月中旬に開花した赤系品種のフロエベリをはじめ黄色や白、ピンクの花が咲き誇る。そこに熱帯の青が加わり、ますます華やかに。訪れた人は「ちょうどいい日に来た」「本当にかわいらしい」と目を細めていた。

 スイレンは夏場にかけて花が増え、10月下旬まで楽しめそう。午後になると花を閉じるため、担当者は午前中の観賞を勧めている。(植村慎一郎)

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