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2021.05.18 08:36

オランダ発祥「コーフボール」広めたい 日本代表・安斎さん、高知・大豊町で腕磨く

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「高知でコーフボールの魅力を広めたい」と意気込む安斎由紀さん(写真はいずれも大豊町川口の「みどりの時計台」)

 男女混合で行われるオランダ発祥の球技、コーフボールの日本代表、安斎由紀さん(30)=神奈川県出身=が、長岡郡大豊町のラフティング業者で働きながら練習に励んでいる。2023年の世界選手権に向けて腕を磨いており「マイナースポーツだけど本当に面白い。高知でこの魅力を広めたい」と話している。

 男女4人ずつ計8人のチームが対戦し、高さ3・5メートルのゴールにボールを入れ合い得点を競う。バスケットボールに似ているが、ドリブルや接触が禁止で、シュートは全方向から狙える。世界69カ国で行われ、日本は世界ランク16位で150~200人ほどの競技者がいるという。

バスケットボールより50センチ高いゴールを目掛けてシュートを放つ

 17年から日本代表に選出されている安斎さん。同年、同町などで開かれたラフティング世界選手権でボランティアを務め「豊かな自然と温かい人柄」に引かれて同町に拠点を移した。月に数回、東京都の所属チームの練習や試合に行く以外は同町で暮らしている。

 ただ昨年から、新型コロナウイルスの影響で上京が激減。「大豊でも本格的な練習がしたい」と先月、所属チームからゴールを取り寄せ、週に数回、旧川口小学校の「みどりの時計台」体育館で自主練習を積んでいる。

 148センチと小柄ながら、高くそびえるゴールに次々とシュートを決める安斎さん。ボールはバスケットより一回り小さく「体格や年齢問わず誰でもできて、ゴールした時の快感がすごい。新しいもの好きの高知県民にもぴったり」と笑う。

 今後は同町や高知市などで、子どもや大人に向けた体験会の開催にも意欲的。砂浜でプレーするビーチコーフボールの代表でもあることから「高知で盛んなフレスコボールなど、他のビーチスポーツと連携できたらうれしい」と抱負を語っている。(竹内将史)

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