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2021.05.04 08:35

コロナ・デイズ-高知の記録-GW版 はだしマラソン(黒潮町)

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はだしマラソンを楽しむ参加者(写真はいずれも黒潮町の入野海岸)

規模縮小、県内限定で決行
 晴天に恵まれた3日午前。はだしの親子やカップルらが、幡多郡黒潮町の入野海岸に集結した。

 青い空と海、そしてまっさらな砂浜を目の前に、みんなそわそわ。号砲が鳴ると、ランナーはマスクを外しながら、砂の上を素足で駆けだした。

 「高知大方シーサイドはだしマラソン全国大会」。町教委などでつくる実行委員会主催のゴールデンウイーク(GW)恒例イベントだ。例年、県内外から1500人が参加するが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止に。36回目の今年は「規模を縮小してでもやりたい」とこだわり、参加者は半分に、かつ県内在住者限定で決行することにした。

 2年ぶりのマラソンを県内ファンも楽しみにしていた。2月上旬、個人男女(4キロと6キロ)、カップル(4キロ)、親子(同)の6部門で募集(先着順)を始めると、その日のうちに埋まった部門も含め、1週間ほどで全部門が定員に達した。

 「カレンダーに応募開始日を書いて待っていた。今年も出なきゃと思って」と話すのは、第1回から出場を続ける北川正さん(81)=四万十市。大会が始まった頃と比べると「子どもの参加者が増えて、みんなが海辺を楽しむようになった。他のマラソン大会にはない雰囲気ですよね」と目を細める。

 この日エントリーしたのは0歳7カ月から87歳まで659人。参加者はひたむきに、あるいは波打ち際で「冷たい!」とはしゃぎながら、砂の感触を楽しむように走った。

ゴールテープの上にはTシャツがひらひら

 初参加した楠瀬綾乃さん(43)=高知市=は「これがGW中唯一の外出。晴れてよかった」とにっこり。主催者は、開・閉会式を簡素化し、走る前には「距離を保って」との呼び掛けも。家族や友人と参加した下元美穂子さん(49)=同=は「感染対策をした上で開いてもらえてありがたい。外をはだしで走るのは、やっぱり気持ちいい」とすがすがしい表情だった。

 コロナ禍で迎える2度目のGWも後半へ。感染対策に気を配りつつ、リフレッシュできる休日を過ごせますように―。(幡多支社・河本真澄)

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