2021.04.15 08:35
こいのぼりとフラフ、山彩る 香美市物部町神池
人口50人ほどの香美市物部町神池でもこのほど、こいのぼりとフラフの競演が始まった。35匹のコイたちが尾っぽを元気に揺らし、フラフ8枚が、静かな里山をにぎやかに彩る。
「地域を元気にしたい」と2012年に始めた行事。いつしか地区の風物詩となり、県内外から善意のこいのぼりやフラフが寄せられた。集落を出た人たちもこの時期は毎年、古里に帰って飾り付けに汗を流す。
「今年も何とか揚げられた」「若い世代にも引き継いでいかんといかんねえ」。お山には、住民の笑顔も広がった。
5月上旬まで揚げる予定。(小笠原舞香)
フラフの写真 香美市が募集 5月末まで
香美市は、伝統産業のフラフをテーマにしたフォトコンテストを開催している。大賞の写真はフラフに転写され、同市内に1年間飾られる。5月31日締め切り。
市内でフラフのある風景を撮影した未発表の写真で、1人3点まで応募可。市定住推進課にメールに添付して送るか、データを入れたCDを郵送する。
個人名入りのフラフや人物が入った写真は、所有者や被写体の許可が必要。肖像権や著作権を侵害する写真は審査対象外となる。
結果は7月1日、市ホームページで発表。同課は「香美市の風景やフラフに目を向けるきっかけになってほしい」としている。問い合わせは同課(0887・53・1061)へ。