2021.04.11 08:44
ちいきのおと(15)安和(須崎市)力“あわ”せ交流人口拡大 観光列車11分滞在、全力おもてなし
まるでお祭り よさこい、土産販売
須崎市安和のJR安和駅。普段は乗降客もまばらな無人駅は毎週末の午後2時前、11分間だけ大いににぎわう。観光列車の停車時間に合わせて地元住民が行う踊りや土産販売。住民たちは交流人口の拡大を目指し、新たな産品づくりや花の植栽などでも力を“あわ”せている。
住民がもてなすのは、土讃線高知―窪川間を走る観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」(下り線)の乗客。停車を前に、そろいの赤いウインドブレーカーを着た約10人が駅に集まった。集落活動センター「あわ」のメンバーだ。広場に長机を置き、手作りの餅やクッキー、布草履、絵はがきなどを所狭しと並べる。…