2021.04.07 08:34
室戸の藍染めパンいかが 種の粉末を生地に使用 高知市のコミベーカリーが販売
室戸市で栽培されている藍を使ったパンをコミベーカリー(本店・高知市知寄町1丁目)が商品化した。「室戸の青い海と白波」をイメージ。パンを切ると、鮮やかな渦巻き模様が現れる。
同社は昨年、室戸市にふるさと納税返礼品の開発を頼まれた。同市の藍染め職人、中内洋介さん(39)から藍が食材に使われていると教わり、種の粉末を提供してもらった。
「発酵させるとどうなるか分からず、探り探り」(西山和人・パン製造部長)の状態から試作を重ね、昨夏完成。ふわっとした食感にこだわり、練乳を使ってほんのり甘く仕上げた。
「室戸『藍―Ai―』の食パン」と名付け、1本(26センチ)1080円、ハーフ540円で販売。室戸市の返礼品としても提供されている。
きょう4/7から室戸で出張販売
コミベーカリーは7、8日、室戸市浮津のサンシャイン室戸店で「藍―Ai」を出張販売する。数量限定。両日とも午前11時ごろから。(馬場隼)