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2021.04.05 08:56

高知県産野菜の「畑のディップソース」地方産品グランプリ!南国市の食堂が開発

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野菜を使ったソースで最高賞を獲得した岡林夫妻(南国市下末松の「畑の食堂 Copan」)


 地方の優れた産品を発掘、販売する「にっぽんの宝物 Japan大会2020―2021」がこのほど東京都で開かれ、南国市の「畑の食堂 Copan」が高知県産食材を使い開発した「畑のディップソース」が調味料・乳製品部門のグランプリに輝いた。ソースは世界大会(時期未定)の出場権を獲得。ほかにも県関係5品が入賞した。

 大会は東京の人材育成会社などが2012年から開催。デパートのバイヤーらが、産品の背景にある物語も重視して審査している。今回は過去最多となる12の地方大会(オンライン含む)を61事業者46組が突破。10部門に分かれ、3月の全国大会で競った。

 「畑のディップソース」は、県産食材のビュッフェを経営する岡林雅人さん(43)、理佳さん(36)夫妻が規格外野菜も活用して開発。「かけて食べる野菜」をコンセプトに、カラフルな見た目にもこだわった。

 パプリカやネギなどを使った定番4種と、旬の食材を使う1種があり、ランチで提供。新型コロナウイルス禍でテイクアウトのみの営業となった昨年4~6月、客の要望や「巣ごもり需要」を踏まえて瓶入りの商品にした。オンラインショップでも販売している。

 全国大会のプレゼンでは土佐赤牛のローストビーフや県野菜のテリーヌに添え、「カラフルな野菜を届け、コロナ禍の家庭を明るくしたい」とPR。グランプリ受賞に夫妻は、「捨てられる野菜もフレンチになる。ロス野菜の可能性を示せた」と喜んでいる。(横田宰成)

 ほか県関係の入賞産品は次の通り。

 【準グランプリ】高知カンパーニュブルワリー「榧(かや)の森を味わう」(クラフトビールとペアリングフード。ドリンク部門)▽ドルチェかがみ&南国斉藤牧場「南国斉藤牧場のノンホモ山地酪農牛乳ジェラート」(スイーツ部門)

 【審査員特別賞】泉利昆布海産「宗田節塩昆布」(調味料・乳製品部門)▽菓子工房Renee「美糖質タルトフロマージュ」(ヘルシー&ビューティー部門)

 【特別賞】グラディア「まき婆ちゃんの万能タレ」(新体験・イノベイティブ部門)

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