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2021.03.28 08:34

赤ひげ功労賞に岸本医師(土佐市)高知県内初、医療・芸能で地域支える

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「今後も地域と連携して活動していきたい」と話す岸本範男医師(土佐市宇佐町宇佐)


 長年にわたり地域医療を支えてきた医師を顕彰する「赤ひげ大賞」の受賞者がこのほど発表され、大賞に次ぐ赤ひげ功労賞に土佐市宇佐町宇佐の岸本内科の岸本範男医師(68)が選ばれた。高知県からの受賞は初。芸能を通して住民の活力向上に貢献するなど、診療の枠を超えた活動も評価された。

 赤ひげ大賞は日本医師会などが設立し、今年で9回目。各都道府県医師会が推薦した候補者の中から大賞5人、功労賞13人を決めた。高知県からは4人目の推薦で初の入賞となった。

 岸本医師は1985年に父から同内科を受け継ぎ、外来診療のほか在宅医療に尽力。10年ほど前からはデイサービス施設も運営している。また地域住民とともに日本舞踊や音楽の発表を20年続けたほか、近年は狂言にも取り組み、市内の舞台で披露。こうした活動が住民の楽しみになり、精神面をサポートしていることも受賞につながった。

 市内の他の医師から「ここまで地域に溶け込む医師は珍しい」と評される岸本医師。本人は受賞について「ほかにもっといい先生がおるのに」と控えめだったが、「父が往診に出向く姿を見て、地域に根差した医療はずっと意識してきた。今後も住民と協力して地域を盛り上げていきたい」と話している。(山崎友裕)

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