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【戦後75年 言葉を刻む】花火みたいにきれいと言われゆうけんど、その下におるんじゃき

(2020.07.04 14:45)


1945年7月4日の高知大空襲を受け、焼け野原となった高知市街地。当時の土佐電鉄屋上から高知駅方面を望む

花火みたいにきれいと言われゆうけんど、その下におるんじゃき
 (高岡郡佐川町、久川千代子さん)

 1945年7月4日未明、米軍のB29爆撃機が大量の焼夷(しょうい)弾を投下し、高知市中心部を焼き尽くした。当時、高坂高等女学校4年生の16歳。一緒に下宿生活をしていた姉と防空壕(ごう)へ駆け込んだ。

 降りそそぐ焼夷弾―。火の粉や爆弾の破片が壕に入ってきた。もんぺに付いた火を、手で払いのけた。外へ出た兵隊に焼夷弾が直撃し、火だるまになったという。煙を吸わないよう、地面に口をくっつけ、息をした。「熱い、苦しい」。姉に体を抱かれながら、気を失った。

 (2014年7月4日付朝刊、当時85歳)


 終戦から間もなく75年。記者がこれまで取材した戦争体験者の声を紹介する「言葉を刻む」を始めます。戦争の時代を生きた人たちの肉声を直接聞く機会が減る中、あらためて戦争の悲惨さや平和の尊さを見つめ直す機会にしたいと考えています。全国の地方紙とも連携します。

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