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芸西村「中傷やめて」 新型コロナ風評被害で対策会議

(2020.03.12 08:37)


 新型コロナウイルスに感染した人や地域に対する心ない言動が相次いでいるとして11日、高知県安芸郡芸西村で村役場や県関係機関などを交えた「風評被害対策関係者会議」が開かれ、現時点で把握されている状況が報告された。

 芸西村の10歳未満の児童が感染していることが4日に分かり、児童は既に回復し退院している。家族やクラスメイト、教員らも検査は陰性で、感染拡大はなかった。

 芸西村などによると、同日以降、芸西村役場や学校に、児童や家族の住所、氏名、職業の公表を迫ったり、濃厚接触者の情報を要求したりする電話が複数かかってきているという。

 また、別人の名前が感染者として会員制交流サイト(SNS)上で拡散された▽村外の事業所に勤務する住民が、村内在住であることを理由に「休んでくれ」と自宅待機を命じられた―などの行為が確認された。

 この日の会合は芸西村が呼び掛け、学校関係者や民生委員のほか、高知県安芸福祉保健所、安芸署などの15人が出席。冒頭あいさつで溝渕孝村長は「住民を混乱させないために、公表を決断してくれた家族に感謝と敬意を表する。その家族の尊厳が傷つけられ生活が脅かされている。住民間で間違った情報が流れ、過剰な反応が見られる。村全体が風評被害にさらされている」とし、村として冷静な対応を広く求めていく意向を語った。

 その後、安芸福祉保健所が重症化率の低さなどを説明。手洗いなどの基本的な感染防止策を説明した。また、患者やその家族に対する心のケアが必要であることを確認した。(森部智成)

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