帯屋町「門田精肉店」のコロッケが復活 1年かけ"あの味"再現|高知新聞

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帯屋町「門田精肉店」のコロッケが復活 1年かけ"あの味"再現

(2019.12.12 10:57)


昨年4月に閉店した門田精肉店(高知市帯屋町2丁目)の肉じゃがコロッケが、待望の復活を遂げた。今月7日から、かつて店があった場所で店頭販売を開始。連日完売となる人気ぶりだ。

高知の人たちに愛されたあの味。"二代目"を担うのは、門田精肉店跡に建つ飲食店「土佐の地魚 魚翔(サカナトブ)」スタッフの岡林 修平さんと岡 太市さん。「この場所で店をやると決めた時から、門田さんの味を復活させたいと思っていた」と話す。

「高知の人にとって、ここはやっぱり門田さんの思い出、歴史がある場所。自分らも子どもの頃から食べていたし、町の人からも、あの味が恋しい、また食べたいと言われていた。なんとかあの味を引き継がせてもらいたいと、門田の社長に頼みこんで…」

「あの味は簡単にはできん。やめたほうがいい」と言う社長に何度もアタック。そこまで言うならと、社長自らが厨房に立ち、じゃがいものつぶし具合、調味料を入れるタイミングまで細かくレクチャーした。

「レシピはあるけど、何グラムとか、細かいことは書いてないんですよ。社長自身も長年の感覚でやっているので、隣で見て学ぶしかない。何回も何回も、ひたすら見て、やっての繰り返し」

コロッケを仕込む岡林さん 衣つけを担当するのは義母の高野博子さん

じゃがいもや肉、パン粉などの食材はすべて、門田精肉店時代に仕入れていたものを引き継いだ。さらにフライパンから包丁、ボウル、ざるに至るすべての調理器具も、当時使っていたものと同じものを買い揃えた。

「そこまでやっても、何か違う。今月に入って、やっとですね。約1年かかりました。当時門田で働いていたスタッフさんらにも食べてもらって、これなら出せると。ゴーサインをいただいて」

販売開始以来、懐かしい味を買いに毎日来る客もいるという。店の前を歩く人らは「門田のコロッケ」の文字に足を止める。「町の人たちが喜んでくれるのがやっぱりうれしい。門田さんの味を、ずっと受け継いでいきたいですね」

今後は、肉団子など門田精肉店の人気メニューを順次復活させ、昼は総菜屋として営業していく予定だと話している。(木田名奈子)



>>門田の味を惜しむ列 高知の名物精肉店70年以上の歴史に幕

■店舗情報 「土佐の地魚 魚翔(サカナトブ)」
営業時間:コロッケの販売は11時ごろ~ 売り切れ次第終了
居酒屋は17時~翌1時
住所:高知県高知市帯屋町2丁目2−20
電話番号:088-855-8260
Instagram:sakana__tobu

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