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高知市で多頭飼育崩壊から犬22匹救出 愛護団体が12/1譲渡会

(2019.11.28 14:39)

高知市内で発生した多頭飼育崩壊の現場。犬の爪は伸び放題。群れて走り、鳴き声もすごかったという(11月初め、アニマルサポート高知家提供)
 9月半ば、高知市内で犬22匹の多頭飼育崩壊が発生。高知市の愛護団体「NPO法人・アニマルサポート高知家」(アニサポ=吉本由美代表、約30人)が救出に入っている。12月1日、南国市篠原のペット店「アシストファーム」で譲渡会を開催、新たな飼い主を探す。
 
 70代の独居女性宅。夫(故人)が10年以上前にチワワ1匹を購入したのが始まりで、一時は30匹以上に。近隣から苦情も出ていたという。夫の死後、関係者が高知市の高齢者支援センターに相談。動物愛護担当の高知市生活食品課につなぎ、問題化した。
 
 犬はチワワやミニチュアピンシャー系雑種などで推定5~7歳。収容施設の高知県中央小動物管理センター(高知市孕東町)は満杯ですぐに対応できず、個人情報への配慮から行政内部の情報にとどめていたところ、情報を知ったアニサポが生活食品課へ介入を打診した。
 
 アニサポは猫主体の愛護団体。譲渡会を月1回程度開いているが、今回は小型犬であること、最終的に中央小動物管理センターへ収容され、収容中の犬が押し出される格好で殺処分宣告されることから救出を決めたという。
 
 女性の了解を得て屋内に入ると荒れ放題。悪臭が充満し、けたたましい鳴き声。素人の捕獲は危険なため、動物シェルターを運営する高知市朝倉甲、アリスペットクリニックに協力要請。2日がかりで捕まえ、アリスペットクリニックで各種検査や注射を行い、雄犬6匹は去勢手術。会員や知人が数匹ずつ一時預かりしている。
 
 このうち人なれの早い10匹は、フェイスブック(FB)の紹介と11月半ばの緊急譲渡会でもらい主が登場。人なれの遅い犬については、社会経験を積ませた方が良いという専門家のアドバイスで、12月1日の譲渡会に6匹を参加させる。
 
 悪環境にいただけに病気の犬もおり治療費が発生。アニサポはFBで寄付を呼び掛けているが反応はない。金銭的支援について高知市生活食品課は「今回は行政としては全く介入してないスタンス。支援はできない代わり、ご自由にやってくださいという前提なので」と距離を置く。
 
 吉本代表は「犬を助けるために入ったが、人がこんな劣悪環境で暮らしていたことにも驚いた。問題の芽が小さいうちに摘んでおけば。行政各機関の早期連携が必要だと思う」と話す。
 
 譲渡会は午前11時~午後3時。犬15匹、猫20匹前後が参加予定。問い合わせは電話090・1323・9874へ。(掛水雅彦)

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