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商店街振興へ店主ら会社設立 四万十市天神橋に集客拠点整備

(2019.11.07 08:35)


施設の建設地前に立つ「四万十にぎわい商店株式会社」のメンバー5人(四万十市の天神橋商店街)
 高知四万十市の中心商店街ににぎわいを生もうと、地元の商店主ら5人の男性が立ち上がった。合同で会社を設立し、天神橋商店街の空き地にカフェや広場を備えた集客拠点施設を建設中。来年3月末にはオープン予定だ。

 建設地は天神橋商店街アーケード内の旧土予銀行跡地(約640平方メートル)。2011年に地権者から市へ土地と建物(後に解体)が寄付されていた。四万十市は2015年度に意見交換会を立ち上げるなど具体的な活用策の検討を始め、2017年度に集客拠点施設の実施主体となる事業者を公募した。

集客拠点施設の完成予想図。開放的で居心地のよい空間を演出したいという(四万十にぎわい商店株式会社提供)
 事態が前に進まない状況を、じっと歯がゆい思いで見ていたという、天神橋商店街で化粧品店を営む国吉康夫さん(61)は「自分たちがやるしかない」。

 同じ思いだったという、大橋通商店街でケーキ店を営む右城一仁さん(47)が、知人でいずれも自営業の田辺誠さん(46)、山崎隆之さん(42)、会社員の川村太伸さん(46)にアプローチ。5人で100万円ずつ出資し、「四万十にぎわい商店株式会社」(右城社長)を立ち上げて応募。事業主体になることが決まった。

 多額の出資に驚く家庭もあったが、「街のことを考えたら、今後同じような機会があるか分からん」と国吉さん。「本当にやってやるんだ。その覚悟を見せなければいけないと思った」

 会社の目的は「街に人が集まれる場所をつくること」で役員5人は給料なし、配当なし。必要経費を差し引いた分の利益は、イベントや施設整備などに再投資するという。

 施設は木造2階建てで延べ床面積250平方メートル。1階に四万十にぎわい商店株式会社運営のカフェや飲食テナント4店舗(調整中)が入る予定。敷地内の広場には円形デッキを構え、イベント向けスペースも確保。誰でも利用できるトイレも設ける。総事業費は約1億3800万円。四万十にぎわい商店株式会社が国や県、市の補助を得て実施する。

 「あそこに行ったらいつもおもしろいことやりよう、会ってしゃべりたい人がおる、と思ってもらえる場所に」と右城社長。「集まった人が周辺の商店街で買い物したり、市内各地へ出掛けたりできる仕組みを作りたい」と話している。(平野愛弓)

施設の名称募集
 「四万十にぎわい商店株式会社」は12月6日まで、施設の名称を募集している。採用者には市内商店街で使える商品券3万円分を贈る。応募用紙は市内3カ所(天神橋アーケード内、中村商工会議所、四万十市役所)で配布中。今後、四万十市役所のウェブサイト内からも応募できる。問い合わせは四万十にぎわい商店株式会社の右城さん(090・8697・0119)へ。

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