秋季四国高校野球高知県予選 高知中央が岡豊下し初優勝|高知新聞

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秋季四国高校野球高知県予選 高知中央が岡豊下し初優勝

(2019.10.15 14:36)

明徳が第3代表
 第72回秋季四国地区高校野球大会高知県予選最終日は14日、東部球場で決勝と3位決定戦を行った。決勝はノーシードの高知中央が第3シードの岡豊に7―1で勝ち、初優勝を果たした。3位決定戦は明徳義塾が高知商業を3―2で下し、7年連続30度目の四国大会(10月26日開幕・徳島県)出場を決めた。
 
 高知中央は計14安打で7点を奪うと、先発和田が16奪三振1失点で完投した。明徳は2―2の最終回、1死一、三塁と攻め、寺崎の適時打でサヨナラ勝ちした。
 
 四国大会は各県3校ずつの計12校が出場。組み合わせ抽選会は21日に徳島県で開かれる。
 
《10月14日の結果》
▽3位決定戦
明徳3―2高知商業
 
▽決勝
高知中央7―1岡豊
 
打線修正し挑む
 岡豊・中川明彦監督の話
 守りは走者を出しながらも、中盤までは粘れた。基本的には打てない打線なので、四国大会に向けては、つなぐ攻撃を意識して修正し挑みたい。
 
守備強化していく
 中央・重兼知之監督の話
 大会期間中に選手たちが成長してくれた。四国大会は一戦必勝で一つ一つ勝負していく。投手を含めた守備を強化していきたい。
 
2週間で鍛え直す
 明徳・馬淵史郎監督の話
 打線はちょっと工夫すればもっと打てるようになると思う。四国大会でどこまで行けるかが勝負だ。あと2週間で鍛え直す。
 
 
【岡豊―中央】9回表中央の守り、2死一、二塁で最後の打者を内野ゴロに打ち取り、高々と拳を上げるエース和田。背番号6は遊撃板谷(写真はいずれも東部球場=佐藤邦昭撮影)
【岡豊―中央】和田16K 1失点完投
▽決勝
岡豊 000 000 010━1
中央 100 000 24×━7
 
▽三塁打 板谷
▽二塁打 斎藤、管原、和田、山本、曽
▽犠打 岡0、中5(和田、益岡2、斎藤、鈴木)
▽盗塁 岡0、中3(斎藤、板谷、曽)
▽失策 岡2(吉村、田中)中3(板谷2、曽)
▽併殺 岡1(田中―阪口―宮崎)中1(板谷―曽―山本)
▽暴投 田中
▽試合時間 2時間
▽審判 扇谷、中川、浅野、迫田
 
 【評】投打に勢いに乗った中央が岡豊に7―1で快勝した。
 
 先発和田は5者連続を含む毎回の16奪三振で危なげなく完投。打線は長打6本を含む14安打に5犠打、3盗塁を絡めた。初回、斎藤と管原の二塁打2本で先制。中盤攻めあぐねたが、七回は曽の適時打と板谷の適時三塁打で2点。八回も和田の2点適時打などで加点し、岡豊を突き放した。
 
 岡豊打線は和田の変化球にてこずり七回まで1安打。八回の反撃も田中、宮内の連打などによる1点にとどまった。(吉川博之)
 
変化球さえたエース
 初優勝の中央は、先発和田が9回1失点と堂々の投球。ノーシードの快進撃を支えた右腕はエースの風格を漂わせ、「一戦一戦全力でやってきたのが良かった」と素直に喜んだ。
 
 前日に明徳との準決勝で125球を投げ「疲れは結構あった」と和田。「今日は三振を奪うより力を抜いて打たせて取ろうと思った」という切り替えが新境地を切り開いた。
 
 全力で投げ込んで四死球を連発した準決勝よりも、力がいい具合に抜けて変化球が低めに決まった。中学時代に憧れた前田健太(現ドジャース)をまねたスライダーと、高校に入って覚えたカーブ、そして130キロ台中盤の直球も交えて、岡豊打線から三振の山を築いた。
 
 中3の時に「侍ジャパン」U―15メンバーに選ばれるなど素質は十分だったが、今夏の県大会は球が荒れて試合をつくれなかった。それから夏の間は、重兼監督のアドバイスもあり、連日のように打者を立たせて投げ込みを続けた。走者を出すと、制球が不安定になる面が解消されたわけではないが、投げ込みの成果が表れ、以前ほどの大崩れはなくなってきた。
 
 リードした捕手管原は「粘り強く投げてくれた」と成長を認め、重兼監督も「頼もしくなった」と目を細めた。「1位通過しても四国大会は負けたら終わり。油断せずに一戦必勝で、優勝したい」と和田。県予選を制した勢いを持ち込んで、春夏通じて初の甲子園を目指す。(仙頭達也)
 
岡豊 投打に力負け
 4校のシード勢のうち唯一決勝に勝ち上がった岡豊だったが、投打とも中央に力負けし、初優勝はならなかった。
 
 打線は中央エース和田に手玉に取られた。中川監督の指示は「低めの変化球は捨てる」。それでもいざ、打席に立つと「ベルト付近から消える感じ」(4番吉村)。どうしても手が出てしまい、三振の山を築いた。
 
 守りも左腕田中が前日に続き、マウンドに立ったが、中央の強力打線は容赦ない。一回から長打を浴び、田中は「真っすぐが通用しなかった」と悔しがった。
 
 ただ、ここまで勝ち上がった実力は本物だ。旧チームから絶対的エース植田が抜け、「最初は不安だった」(阪口主将)。それでも、しぶとく接戦に持ち込む粘り強さは受け継ぎ、チーム力は高まってきている。
 
 旧チームから正捕手の山本塁は「昨年は(植田)ジゲンさんに頼りっぱなし。今年は(背番号1の)川村もいて、左右で勝負できる」と投手の総合力に自信を持つ。
 
 2週間後、成長したチームで四国の戦いに臨む。(吉川博之)
 
中央7━1岡豊
【岡豊】    打安点振球
(6) 阪口  41030
(9) 山本斗 30031
(3) 宮崎  40020
(5) 吉村  40020
(7) 樋口  40030
(2) 山本塁 30001
(1) 田中  41020
(8) 宮内  21011
(4) 浜田  20000
 H  古井  10100
 4  横川  00000
    犠併残………………
    016 3131163
 
【中央】   打安点振球
(4)  曽 52200
(8) 斎藤 44100
(6) 板谷 41111
(2) 管原 51100
(3) 山本 42000
(5) 鈴木 20001
(9) 小松 41010
(1) 和田 33200
(7) 松原 10000
 H7  益岡 10000
   犠併残………………
   519 3314722
 
投手 回 打安振球責
田中 8 4014224
…………………………
和田 9 3431630
 
 
【高知商―明徳】9回裏明徳1死一、三塁、寺崎が右前にサヨナラ打を放ち、ガッツポーズする(楠瀬健太撮影)
【高知商―明徳】明徳・寺崎サヨナラ打 高知商 打線つながらず
▽3位決定戦
高知商 000 010 100━2
明徳  100 000 101×━3
 
▽二塁打 鈴木、石見、山田、赤沢
▽犠打 高2(和田、山田)明6(寺崎3、元屋敷、高須、今釘)
▽盗塁 高1(西村)明0
▽失策 高2(山下、元山)明1(高須)
▽併殺 高1(赤沢―山田―山下)明1(合田―米崎―新地)
▽試合時間 2時間25分
▽審判 山崎寿、堀川、田内、普光江
 
 【評】明徳が高知商・赤沢の乱調に乗じて、接戦を制した。一回、先頭の奥野が四球で出て、鈴木の適時二塁打で先制。1点を追う七回は元屋敷が死球で出塁し、送った後、今釘の適時打で同点とした。最終回は相手失策を足掛かりに、寺崎がサヨナラ打を放った。ただ12四死球を得ながら3得点。決定打を欠き、試合を苦しくした。
 
 高知商は明徳の左腕新地から9長短打を放ったものの、変化球に翻弄(ほんろう)され、つながりを欠いた。投打に本来の力を発揮できず、競り負けた。(久保俊典)
 
新地好投 打線は苦しむ 明徳
 四国大会出場に向けてもう負けられない明徳に落ち込んでいる暇などなかった。前日の敗戦後、学校へ戻るとすぐにノック。夕食後は高知商の試合をビデオでチェックして対策を練った。「全員でもう一回頑張るぞ」と士気を高め、接戦を制して四国行き最後の切符をつかんだ。
 
 準決勝で11失点のエース新地にとっては、リベンジのマウンドだった。変化球が決まらずに直球を狙われた前日の反省と、高知商打線の分析から、バッテリーがはじき出した作戦は「変化球で攻めていこう」。
 
 変化球が入らずとも、また変化球、変化球。これが直球狙いの高知商打線に見事はまり、次々と好打者を打ち取った。一進一退のゲーム展開にも、新地は「今日は自分が踏ん張って、最少失点に抑えることを意識した」と味方打線を信じて最後まで投げ続けた。
 
 一方の打線は、馬淵監督が試合後に「残塁が30くらいあったんと違うか(実際は16)」とぼやくほど、好機に一本が出ずに苦しんだ。主将鈴木は「気が入りすぎて力が出なかった部分はある。チャンスこそ冷静に自分たちのバッティングをしたい」と引き締めた。
 
 3位通過で挑んだ昨年の四国大会は準々決勝で敗れ、センバツ甲子園を逃した。その悔しさを知るメンバーも多い。喜んでいる暇もなさそうだ。(仙頭達也)
 
高知商「自滅に近い」
 「四国大会出場より、明徳に勝つ方が価値がある」。主将で4番の山下は、試合に臨んだ高知商ナインの気持ちをそう表した。先発赤沢にも「打って5点取る。何とか2点に抑えてほしい」とマウンドを託した。
 
 しかし、投打の歯車はかみ合わなかった。赤沢は立ち上がりから球が乱れて、12四死球。前日の岡豊戦で右肩痛が悪化し、腕が思うように振れなかった。直球は抜け、決め球のスライダーも制球が定まらない。
 
 先頭打者に四死球を与えること実に6度。八回以外、毎回走者を得点圏に背負う苦しい投球が続いた。粘り強く投げ、3失点にとどめたが、「この制球で勝てるはずがない」と赤沢は悔しさをにじませた。
 
 自慢の打線も左腕投手が苦手なのか、それとも長い守りで気持ちをすり減らしたのか、岡豊戦と同様に不発に終わった。明徳・新地の直球に狙いを定めたが、岡豊・田中とは逆で7割が変化球。「当てが外れて凡打ばかり。赤沢を助けられなかった」と山下は肩を落とした。
 
 上田監督は「自滅に近い負け方。明徳に勝たなければ甲子園はない。投打とも一から鍛え直す」と雪辱を誓った。(久保俊典)
 
明徳3━2高知商
【高知商】   打安点振球
(6) 西村  42100
(8) 和田  30020
(4) 元山  40010
(3) 山下  40000
(9) 石見  42000
(2) 山田  31000
(7) 嶋村  30010
 H7  水田海 11000
(1) 赤沢  41000
(5) 上田  42100
    犠併残………………
    217 349240
 
【明徳】    打安点振球
(8) 奥野  31002
(3) 合田  40011
(2) 鈴木  41101
(7) 元屋敷 20002
(5) 高須  20001
 H  新沢  10000
 R  山中  00000
(4) 今釘  41110
(6) 米崎  11004
(9) 寺崎  22100
(1) 新地  30021
    犠併残………………
    6116 2663412
 
投手 回   打安振球責
赤沢 81/3  4464122
…………………………
新地 9   369402

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