薬物依存を自助組織で脱却　高知東生さんが体験語る

2019.08.31 08:32

薬物依存を自助組織で脱却　高知東生さんが体験語る

高知新聞社

「支えてくれた人に恩返しがしたい」と語る高知東生さん（３０日午後、高知市本町１丁目＝佐藤邦昭撮影）

　薬物やギャンブルなどの依存症予防イベント「『ダメ、絶対』だけではない依存症予防教室モデル授業」が３０日、高知市本町１丁目の高知商工会館で開かれた。２０１６年に覚醒剤の使用などで有罪判決を受けた高知市出身の俳優、高知東生（たかちのぼる）さん（５４）が「今ここにいられるのは自助グループのおかげ」と自らの体験を語った。
　
　高知さんは、家庭環境に恵まれなかった幼少期や、１７歳で母親を亡くしたことを述懐。上京後、知り合った都会の人たちの仲間になるために大麻や覚醒剤を使ったと告白し、「尊敬できるような人たちが勧めてきて、認めてほしくて断れなかった」と説明した。…

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