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高知県内95種のトンボを図鑑に 四万十市「考える会」刊行 水辺の生息環境も紹介

(2019.08.29 08:38)


県内で確認されたトンボと、生息する水辺の環境を紹介した図鑑「トンボで守る食の安全」

 四万十市具同のトンボ自然公園を運営する「トンボと自然を考える会」(杉村光俊常務理事)がこのほど、図鑑「トンボで守る食の安全」を刊行した。県内で確認された95種が生息する水辺の環境を、星の数でグループ分けして掲載。杉村さんは「図鑑を手に外へ出て、周りの環境を考えるきっかけにして」と呼び掛けている。
 
刊行した図鑑を手に「身近な昆虫に関心を持ってほしい」と話す杉村光俊さん(四万十市のトンボ自然公園)

 長年の経験を基に、トンボの種類ごとにすんでいる水辺の環境を判断。人が飲めるほど良い水辺にすむ種類は星5、農業用水に適した環境ですむ種類は4か3、汚れた環境でも耐えられる種類は2、1とした。
 
 杉村さんによると、五つ星のムカシトンボは水中で卵からヤゴとなり、羽化するまでに5~6年はかかる。そこでヤゴや成虫が観察できる水辺は、数年間は水質を維持していると判断できるという。
 
 図鑑で五つ星は3種、四つ星29種、三つ星52種、二つ星7種、一つ星4種。杉村さんが主に執筆し、同会会員2人が協力。8月1日に刊行した。
 
 県内でこれまでに確認されたトンボ95種を網羅。雄雌、ヤゴを実物大のカラー写真で紹介しており「色の再現にもこだわった」(杉村さん)。瑠璃色の目や紅色の翅脈(しみゃく)など、トンボならではの鮮やかな色彩も見どころだ。
 
 掲載写真は捕食や産卵、羽化シーンのほか、縄張りをパトロールする姿も。1967年に四万十市で確認され、県内ではすでに絶滅したとされるベッコウトンボも収めている。
 
 A5判、全カラー刷りで220ページ。1800円(税別)。同公園(0880・37・4110)で販売している。(平野愛弓)

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