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2019.08.27 08:27

3・11の悔い 高知の中学生はこう生かす(2) 岡崎氷奈乃さん

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 高知新聞社が防災プロジェクト「いのぐ」として、2016年から毎夏行っている「県内中学生の被災地派遣」。8月も6人が、2011年3月11日、東日本大震災に襲われた宮城を訪れた。「こうしていれば…」と悔いを込め振り返る語り部たち。その言葉に耳を傾けた6人が、「今、自分にできること」をつづった。 
 

(南三陸町の旧戸倉中で)

付属中3年(高知市) 岡崎氷奈乃さん
 
好きな食べ物
▼タピオカ
今はまっていること
▼サイクリング
将来の夢
▼河川環境の研究者になること
 
「大丈夫」捨て「もしや」と考える
 私は宮城に行って、「ここだったら大丈夫」という考えは捨てて、「もしかしたら」と考えることが大切だと思いました。東日本大震災では事前の想定を超えることが起きて、多くの方が亡くなったからです。
 
 語り部の志野ほのかさんは東松島市野蒜(のびる)小学校の6年生の時、避難した体育館で津波に襲われました。野蒜小は避難所でした。そこにも津波が来たのです。
 
 地域で防災訓練をしていましたが、参加する人はあまりいなかったそうです。「地震が起きたときはどうするか」「避難場所は安全か」など、訓練や確認をもっとしておけば…と思いました。
 
 また南三陸町では、高知で南海トラフ地震が言われているのと同じように、宮城県沖で地震が起こると言われていたのに、たくさんの方が亡くなりました。
 
 原因の一つは、ハザードマップの想定の高さを超えた津波が来たこと。来ないとされていた場所にも到達したそうです。
 
 私が住む所は高台で、ハザードマップ上では津波は来ません。だけど、津波が来るかもしれないし、地震と同時に台風に襲われるかもしれません。いろいろなパターンの訓練が必要だと思います。そして訓練に積極的に参加し、その場その場で判断し、行動できる力をつけたいです。

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