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高知市で産後母子の宿泊ケア好評 助産師常駐で最長6泊7日

(2019.08.27 08:40)

助産師の竹内喜美恵さん=右端=が母子に寄り添う (高知市長浜のアニタ助産院)
母親「育児に自信ついた」
 出産直後の母子が助産院などに入院しながら授乳指導などの多様な支援を受けられる「宿泊型産後ケア事業」を、高知市が2018年9月から実施している。母親の不安や悩みを取り除き、産後うつや児童虐待の予防などにつなげるのが目的で、利用者から「心安らかに子どもと向き合えた」「育児に自信がついた」などと好評だ。

 高知市では現在、助産師の竹内喜美恵さん(72)が営むアニタ助産院(高知市長浜)に事業を委託。利用者は竹内さんらスタッフが24時間常駐する院内の一室に最長6泊7日まで、本来のアニタ助産院の入院料金より安く宿泊できる。料理や洗濯などの家事に煩わされず、心身の健康管理や赤ちゃんの世話など必要に応じた助言や指導を受けながら、ゆったりと過ごす。

 この1年間で10組が利用。県外で里帰り出産をした後、生後2カ月半の長女を連れて3泊利用した女性(34)は、子どもが頻繁に泣くことや、授乳、寝かしつけなどに悩んでいたが、竹内さんに「少しずつ不安材料を減らしていこう」と励まされ、授乳や抱っこの仕方などを一つ一つ教わった。

 「日中ワンオペ育児をしている身にとって、どれだけ助けられたか言葉で表せません。ご飯も、いつもは片手であやしながら流し込むように食べていましたが、竹内さんが娘を預かってくれ、ゆっくり味わえた。自分が元気になり、悩みも格段に減りました」

 また、生後1カ月の長男を育てる女性(32)は、母乳育児がうまくいかないことに苦しみ、6泊利用した。数時間おきの授乳のたびに竹内さんが付き添って助言し、子どもも上手にお乳を飲んでくれるように。女性は「実家は近くにあるが、周りに自分の状況を理解してもらえずつらかった。いろいろと教えてもらい、気持ちが楽になりました」と明るい表情で話した。

 宿泊型産後ケア事業の対象は、高知市に住民票がある▽体調や育児の不安がある▽家族の十分な援助が受けられない―などの条件を満たす出産後4カ月未満の母親と赤ちゃん。実家が近くにある場合などでも個々の事情を聞いて認められる。

 妊娠8カ月以降に担当の高知市母子保健課へ申請が必要。利用料は、1泊2日(食事込み)8千円、延泊1日につき4千円。市民税非課税世帯と生活保護世帯は、より低額に設定されている。高知市母子保健課は今後、受け入れ施設を増やしていく方針で、気軽な利用を呼びかけている。問い合わせは高知市母子保健課(088・855・7795)へ。(松田さやか)

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