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2019.02.28 10:43

【いのぐ】走って・運んで・備えよう やるよ!防災運動会

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いのぐ記者企画で初開催
 2018年4月から約1年間、災害への備えを学んできた防災いのぐ記者2期生たちが3月24日、高知市相模町の愛宕中学校体育館で「防災運動会」を開きます。
 
 アドバイザーは、県内各地で防災運動会を開いている高知工科大学の防災ボランティア団体「KPAD」のみなさん。借り物リレーや綱引きなど運動会の定番競技をアレンジし、楽しく体を動かしながら防災の基本が身に付くプログラムにしました。
 
 中学生ならだれでも参加可能。春休み、みんなで防災してみませんか?
 
モットーは「楽しむこと」
 防災運動会のきっかけになったのは、防災いのぐ記者1期生が2017年度に行った防災アンケートです。
 
 県内の中学生171人に対面調査した結果見えてきたのは、地震に不安を覚えながらも「めんどくさいから」「つまらないから」と地域の防災活動に参加しない中学生の姿でした。
 
 「みんながやりたくなるには?」「楽しい防災とは?」―。こうした問いへの答えが防災運動会。KPADの企画担当、青山陽樹さんは「運動会はだれもがやったことのある学校行事。防災と運動会をつなぎ合わせたら、子どもからお年寄りまでなじみやすくて、健康増進にもつながります」と解説。防災運動会は各地に広がりを見せています。
 
 モットーは楽しむこと。走ったり、応援したり、転んだり―。みんなと一緒に楽しめば楽しむほど防災力が磨かれる。そんな運動会です。
 
【防災運動会】中学生の参加申し込みはこちらから








 やり方は普通のかるたと同じ。ただし、読み札は「寝る場所に 落ちてくるもの 置かないで」「消火器も 使えて初めて 役に立つ」など防災オンリー。そして大きな絵札は、体育館に散らばっています。目当ての札は一体どこに! 走り回って探すうちに、防災知識も足腰も鍛えられます。
 


 競技は毛布と棒で担架を作ることからスタート。協力して素早く作ることができるかどうかが、勝負の行方を左右します。担架で運ぶ借り物は、くじ引きで決定。人? ヘルメット? それとも水…。一体何が出てくるのか。臨機応変な対応力は、災害時にも必須です。
 


 災害時、いざ避難しようとしても、家の中では倒れた家具や割れた窓ガラスが、外に出ても倒壊したブロック塀などが行く手を阻むかもしれません。絶体絶命の状況をシミュレーションできる競技。さまざまな障害物を乗り越えて、仲間にバトンをつなごう。
 


 いつ起こるか分からない災害。身を守るためには、正しい知識が欠かせません。地震の基礎知識や目からうろこの防災情報などの出題に、「絶対○でしょ」「んっ、○×どっち?」と頭をフル回転させているうちに、あなたの防災力もレベルアップ!



 チーム対抗の綱引き。一人一人が力任せに綱を引くだけでは、勝利をたぐり寄せることはできません。勝利の女神がほほ笑むのは、心を一つに力を合わせたチームだけ。コミュニケーション力も発揮して、一致団結! 掛け声は「さあ、うん」にする? それとも「おー、えす」?
 



2019年度いのぐ記者募集中
 みんなで防災やってみよう!高知新聞社は2019年度の「防災いのぐ記者」を募集しています。参加は無料です。申し込みはこちらから。

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