ネパールの子に文具を 高知市の青木さん夫妻 4/25で大地震3年|高知新聞

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ネパールの子に文具を 高知市の青木さん夫妻 4/25で大地震3年

(2018.04.24 08:30)


「余っている鉛筆、消しゴムがあれば、お持ちください」と話す青木陽一さん(高知市内)
 約9千人が亡くなったネパール大地震から、25日で丸3年。いまだ復興が進んでいない中、現地の子どもたちの教育に役立てたいと、高知市の夫妻が鉛筆や消しゴムの寄付活動に取り組んでいる。夫妻は「特に田舎は仮設の家で暮らす人も多く、鉛筆一本でも大切な支援。余っているものを寄せていただけたら」と話している。
 
青木さん夫妻が文具を寄付したネパール・ナガルコットの子どもたち(青木陽一さん提供)
 同市新屋敷2丁目の青木陽一さん(59)、陽子さん(55)夫妻。首都カトマンズ東方の村、ナガルコットで陽一さんの妹家族が宿を営む縁で、年に数回同国を旅行。その機会を利用して、地域の学校や保育園を訪れ、子どもたちに文具を贈っている。
 
 同国では2015年4月、マグニチュード7・8の大地震が発生。住宅や学校などの建物約100万棟が全半壊し、約800万人が被災した。世界各国から支援の手が差し伸べられ復旧が進められているが、政治的に安定していないこともあって復興は遅れているという。
 
 「きれいに建て直された学校もあるが、まだ仮設のトタン板の学校が残っている。先生が慢性的に不足し、教育システムへの支援も不十分」と陽一さんは現状を説明する。
 
 支援活動は、もともと陽一さんの両親が約20年前から行っており、地震を経て“2代目”が引き継ぐ形で続けている。普段は「ヒマラヤンオーガニック」の屋号でネパールの雑貨や紅茶などをネット販売するほか、手作り雑貨のイベントなどに出店しており、その店先などで文具の寄付を募っている。
 
 3月中~下旬にはスーツケース2個に寄贈品をぎっしり詰め、小学校と保育所5カ所を回って子どもたちに直接手渡した。陽一さんは「日本の鉛筆は芯が折れにくく、喜ばれる。訪れた学校の校長先生には、『地域や国で活躍できる子を育成してください』という思いも伝えています」と話し、支援を息長く続ける考えだ。
 
 今後は、5月5日の「四万十手仕事市」(高知県高岡郡四万十町の四万十緑林公園)、同月13日の「おびさんマルシェ」(同市帯屋町のおびさんロード)に出店予定。主な寄付の対象は鉛筆、色鉛筆、消しゴムで、少し使いかけた物も可。シャープペンシル、ボールペンは受け付けていない。(松田さやか)

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